Mercedes-Benz エンジン
M114
Mercedes-Benz M114は、I6ガソリンピストンエンジンです。
- 年式
- 1968–1972
- 形式
- I6
- 燃料
- ガソリン
- 最高出力
- 150 PS
燃料計量を電子制御した、メルセデス・ベンツ初のエンジン。
1968年に登場したW114は上位モデル用の6気筒を必要とし、M114.920は既存のM108にきわめて近かった——同じ82 × 78.8 mmからの2,496 cc、同じ7ベアリング・クランクシャフト、ねずみ鋳鉄ブロック、アルミヘッド、単一オーバーヘッドカムシャフト、一対のZenithキャブレター。変わったのはバルブタイミングで、大型サルーンが実際に使う低回転域へトルクを移すよう改修された。その仕様で5,400 rpm時130 PSを発揮し、250と250 Cに供された。
興味深いのはM114.980だ。メルセデス・ベンツは1950年代以来機械式噴射エンジンを造ってきたが、電子制御されたのはこれが初めてだった——Bosch D-Jetronicがマニホールド圧を感知し、カムで燃料を計量するのではなく噴射時間を計算する。圧縮比は9.5:1へ、出力は5,500 rpmで150 PSへ上がり、搭載されたのはちょうど1モデル、250 CEだけだった。どちらの版も長続きしなかった。1972年、ツインカムのM110が両方を置き換え——初登場からわずか4年後だった。
バージョン。
M114のすべての工場バージョン。
| バージョン | 排気量 | ボア × ストローク | 圧縮比 | 出力 | トルク |
|---|---|---|---|---|---|
| 114.920 | 2,496 cc | 82 × 78.8 mm | 9 | 96 kW(128 hp;130 PS)/5,400 rpm | 199 N·m(147 lb·ft)/3,600 rpm |
| 114.980 | 2,496 cc | 82 × 78.8 mm | 9.5 | 110 kW(148 hp;150 PS)/5,500 rpm | 211 N·m(156 lb·ft)/4,500 rpm |